紅い空

真夜中ふらっと外に出て、空を見上げる。
さっきまで暗かった空が紅く染まっている。
街の灯りが空を照らしているらしい。
ここは都会。憧れていた景色が広がっている。

暗がりに馴れてしまった僕には、この街は眩しすぎるから、部屋に帰って瞼を閉じる。
そうして闇に溶け込んでいくのだ。